やまのひつじが書きますよ。

内にあるものを外へ。ただそれだけ、ただそれだけ。

バカとハサミ…。

今日は、1月11日。

三本線が並ぶから「自由な川の日」だそうで、『ダムネーション』という映画が全国で自主上映され始めたので早速観てきました。

 


映画『ダムネーション』 予告編 パタゴニア提供 ユナイテッドピープル配給 - YouTube

 

 

印象が鮮明なうちに思うことを言葉にしておきます。

 

 

簡単にいうとアメリカで長年使われたダムを取り除き、生態系や文化、景観を取り戻そうと活動している方達の映画です。

 

まず、ダムに対する見方が変わりました。日本だと黒部ダムなんかのように、もう観光地化されてて知ってる所もあるけど、「大小含めたっくさんあるんだろうなぁ」と。


その一つ一つがどのくらい機能しててどんな影響を与えているんだろう。

 

原発と同じく意識してなかったので、どのくらいあるのかさっぱり見当もつきません。

ちなみにアメリカには1m以上の高さのあるダムが7万基あるそうです。

 

それが壊されていく姿は、「ないほうがいいんだよな」と思いつつもなんだか複雑な気持ちにさせられました。

 

人間はいつも自然をコントロールしようとするけど、これはその弊害の典型なんじゃないかと。もちろん良い思いをした人も大勢いたと思います。

 

でも、全体から見たらどうなんだろう?

 

映画の中で「人類のため」という言葉が出てきたけど、それって人間目線でしかないなと。違うレイヤー(この映画でいうとサケをはじめとする魚たち)で見てみたら、全然景色は違ってくる。

 

人間は地球の家主みたいに振る舞っているけど、ほんとは地球っていうシェアハウスのいち住人でしかないんですよね、もちろん、魚さん、鳥さん、虫さん、獣さんなんかとも仲良くやっていく必要があるわけです。

 

人間はほかの動物に比べて身体的な能力に劣ります。でもだんだんと脳が発達して、火を使い、道具を作ることで自分たちの命をつないできました。

 

道具・技術・科学(化学)も『使いよう』で、良い方にも悪い方にもどっちにも転ぶんだと思います。包丁が凶器にも料理にも使えるように。

 

 

今はそれらの使われ方に違和感を覚えることが多いです。何でも思うがままにコントロールしようとしている。

 

遺伝子組み換え、クローン技術なんかがすぐに思いつくところですが。

 

 

「地球の安泰のためには人間なんていない方がいいね」

 

 

 

ほかの動物たちはそんな風に思っているかもしれません。

 

 

せっかく同じ家に住んでるんだから仲良くやっていきたいものです。

 

 

もっと謙虚にならなきゃ。

 

 

今日からすぐにでも実践できることはなんだろうなー?と思い、川の映画だったので、洗剤について紹介して終わりにしようと思います。

 

 

現在ごく一般的に普及している合成洗剤をつかうとこんなことが起こります。

 

合成洗剤の害

 

 

これはどう考えても、人にも他の動物、地球にも優しくありません。

一見、安価で財布には優しいかもしれませんが…。

病気になってしまえば、医療費も増え、健康を害すことはお金にはかえられません。

 

ちなみに我が家で使ってるのはこんなやつ。

 

生分解する洗剤 海へ 詰替え用450ml

生分解する洗剤 海へ 詰替え用450ml

 

 

海へかえっても魚が生きられます。

 

ドラックストアに行く機会はほとんどないけど、ありとあらゆる薬品がおいてあって、これがすべて川から海に流れるかと思うとゾッとします。

 

全部つながっているので、そのうちツケはいろんな形でまわってきます。

みんなが住みやすくなるには、日々の何気ない選択一つ一つにかかっています。

むしろ世界はその選択たちで出来上がっているので、そこが変われば世界も変わります。

 

 

なんか映画の話からはそれちゃったけど、ぜんぶつながってるから。

 

映画もぜひ観てみてください。

 

本を読むよりはハードル低いと思います。